股間がかゆいタムシの治療と予防法

いんきんたむしの症状

「いんきんたむしは」太股やお尻に独特の症状が出るケースが多いために、案外簡単に判断できます。最初は片側の股部に赤くポツポツとしていたものが、一面のブツブツとなって堤防状に盛り上がっていき、徐々に環状に広がっていきます。

 

股間は、足裏と異なり角質層が薄い分、白癬菌は奥への浸入が出来ないために、横へと一気に広がろうとします。症状がひどい場合には、横に広がりながらも分厚い堤防層を作っていくこともあります。その患部には強いかゆみがあり、特に体温が上がった時に、猛烈なかゆみを覚えることがあります。我慢できずに患部を引っ掻いてしまうことで、そこから出てきた膿と共に白癬菌を自分のみならず、周囲にもばらまく結果となります。

 

そのうちに、反対側の股部にも同じような症状が現れるようになり、下腹部やお尻などに広がることもあります。なお、陰嚢(いんのう)には「いんきんたむし」はできにくく、陰嚢に湿疹ができる場合は、アレルギーに起因することが多いとされています。

 

アレルギー湿疹の場合にはステロイド剤を塗るのが一番良いのですが、困ったことに、もしそれが「いんきんたむし」であった場合には、ステロイドは白癬菌の大好物であるために、「いんきんたむし」がさらに悪化してしまう結果となってしまうのです。したがって、この点にはよく注意をして薬を選ばなければいけません。

 


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